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本とかマンガとか Archive

青空文庫 全・2

さっそく落としてみたヨー。
2G以上あるんで、BitTorrentでも結構時間かかった。

でも便利だね、BitTorrent。
まあ仕組みとしてはWinnyみたいなもんだけど。デカいファイルを細切れにしてP2Pであっちこっちのクライアントからかき集めてくる......のかな。
だからG単位の巨大なファイルでも、結構早めにDLできる。
Winnyと違って匿名性はないそうで、そのおかげで表の筋からも利用されてる、と。

んで落として来た「青空文庫 全」。
aozorabunko_zen.iso て本体と、その他MD5だの収録作品のCSVだの。
「全」といっても2007年時点だから、08年・09年に収録されたぶんは入ってない。
久生十蘭とか、石井柏亭とか。
本体はDVDのディスクイメージなので、仮想ドライブアプリでマウントするか、DVDに焼けば、DVDとして読める。
私はDeamonToolsLite使ってるけど。

これで6400点くらいの文学作品が自由に読んだりいじくったりできるようになるわけですよ。

「ぼくはマンガ家」

手塚治虫の自伝、なんだねえ......
本屋で文庫版で見付けたんだけど。第2部の構想もあったようで、それが書かれなかったのが残念。
昭和3年に生まれて平成元年に死んでるから、まさに昭和と生きて来た人で。

手塚自身の自伝と同時に、昭和の子供相手のサブカルチャーの概略になってるのが面白い。

軽妙な語り口なんだけど、なんかもー大御所の名前があっさり出てくるんで、やっぱりこの人は「神様」なのかも知れない......
いわゆるマンガを作ったんだなーと。
そっか――、長谷川町子や白土三平、つげ義春、藤子不二雄、石森章太郎、さいとうたかを、小松左京、サトウサンペイ、横山光輝......この辺はみんな手塚の後輩なのかー;

医学部に通ってたのは有名だけど、ちゃんとインターンもして、開業医の免許も取って、さらに医学博士の博士号も持ってたのは知らなかった。
「だから本業は医者で、副業でマンガ描いてるんです」って;
雑誌連載持ちながら、同時に大阪の病院に勤務してた(インターン修行かな)とかさ。

ハリウッドのSF映画の「ミクロの決死圏」が、手塚のパクリだっていう手塚自身の指摘も面白い。
手塚の説明は理屈が通っててさもありなんだけど、果たして真相はどうなんだろう。
(当時に貰った手紙とかないんだろか)
キューブリックの「2001年」の美術デザインとしてオファーが来たっていうのは前に聞いたことあるけど。そういえば、キューブリック原案でスピルバーグの撮った「AI」って、かなり「アトム」だよねー。(偽の愛のために作られたロボットが、真の愛を求めて遍歴するって筋立ては、でも、「フランケンシュタイン」や、もっと昔のピグマリオンやプロメテウスの神話の時代からあるのかもー)

「もっとマンガを批難しろ!」って主張は面白い(笑)
マンガはやっぱりサブカルで、PTAだの良識者なんだのに批難されて、それでも子供が親に隠れてでも読むようなものでなくちゃいかん、て。

同時に、マンガが文学に比肩されるなんてアリエナイ、なんて評論家の意見を批判してる。

価値観の相対化とでもいうんか......
評論家の意見もそれはそれとして、同時に自分の意見もちゃんと主張するって、やっぱりこのへん、メチャクチャ頭のいい人なんだろな。

実のところ。
他人の書くところによる手塚治虫は、短気で癇癪持ちで唯我独尊で傲慢な人物なようだが。
この本の中で、そういう、ライバルへの嫉妬や焦燥をはっきりと書いてる――しかし書いてるコトの10倍の伝説のある人だが(笑)

そんなわけで毀誉褒貶激しい人だけど、やっぱり、この人の漫画はすごいよな、って思うんだ。
私が最初に読んだのが「火の鳥」だったからかもだが。
子供向けの娯楽に徹してるんだけど、深いんだよねー。読み返すごとに新たな発見が。

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